施術の説明


弊院の施術方法である筋膜リリース、内臓リリース、頭蓋リリースについて解説しています。

筋膜リリース

施術風景

筋膜リリースとは?

筋膜をリリースするとは、絡まったり、硬くなったり、締めつけられて動けなくなったりして本来の柔軟性や潤滑性を発揮できない筋膜繊維を解きほぐし、解放することだと解釈しイメージして下さい。

私たちは仕事やスポーツ・日常生活などをしていく中で、同じ姿勢や動作を繰り返し行ったり、かたよった動作を長く続けることで体の一部にかたよった負荷が掛かり続けます。

その姿勢や動作を支える為に「筋膜にねじれ・よじれ・重責」が生じ、違和感や動く範囲が狭くなったり、筋力低下や軽度の痛みなどを自覚する感覚が出てきますが、こんなものかな?その内に治るだろう・・・自分は体が硬いタイプ・・・など自身の体の「癖」だと思い込むことで、強い痛みのサインが出るまで放置するケースがほとんどです。

からだでは、その異常を他の部位でかばって代わりに補う動きが生じて、知らず知らずの内に広い範囲へと筋膜異常が波及していきます。

その結果、筋膜自体のねじれや重責が徐々に自力でほぐれられなくなった影響で、筋肉や関節の柔軟性が低下して、痛みやシビレ・血行障害・むくみなどの症状を引き起こして行きます。

からだのすべては「膜」でつながっている為、小さなよじれも連鎖して波及していきますが、逆にこれを改善し解きほぐしていくこともできるのです。筋膜リリースは筋膜のよじれや重責を解消し滑走性(なめらかな滑り)をあげる施術方法です。


内臓リリース

施術風景

内臓リリースとは?

「ウソやろ~内臓なんてリリース出来る訳ないやん」と言うのが、このテクニックを学ぶ前の常識的な医療従事者の私の考えでした。

私達が専門学校や医療大学で学ぶ解剖学は骨学・筋学・神経学・内臓学・脈管学・・・と身体をバラバラに解体したものを学びます。

だからこそ生体の組織連鎖をリアルにイメージできずに徒手療法でアプローチが出来るなんて全く思いませんでした。

実際にエコー映像で見ると、私達の身体の中にある内臓も事実として体の動きに合わせて(例えば曲げ伸ばしや捻ったりする時に)一緒にスライドして動いています。

しかし、これが結合組織の重責(硬く絡まる状態)で動きにくくなると、連鎖している筋膜や結合組織を介して可動域の制限や関連痛を出したり、内臓の働きに不具合が生じます。

もちろん内臓リリースと言っても内臓そのものを触るのではなく、内臓を覆っている結合組織や内臓膜(例えば肝臓膜や心膜とか)と連結している結合組織の重責にアプローチをして、動きの制限を解放(リリース)することです。

又、その重責が例えば胃の不調・咳などを引き起こす事もあります。他院とみる観点の違いでしょうが、弊院では首・肩や腰痛でも結合組織が原因であるものをしばしば見かけます。

事実レントゲンでは映らないので、「暫く様子をみましょう」とシップの処方だけで放置状態の現状があります。


頭蓋リリース

施術風景

頭蓋リリースとは?

頭って触ってもらうと気持ちいいですよね。子供の頃に頭を撫でられると気分が落ち着いたり安心したりしませんでしたか?

ヘッドスパで思わず寝てしまったとか、緊張が和らぎ、頭がすっきりして仕事や勉強がはかどった経験は無いでしょうか?

その感覚に似て目的は否なる者ですが、弊院では頭の骨(頭蓋)をリリースする事がしばしばあります。

一体、何のために何故行うのか?

極めて簡単に言うと、脳脊髄液の循環をスムーズにすることで、その滞りが原因と考えられる例えば頭痛・めまい・目のかすみ・耳鳴り・鬱・ホルモン障害・睡眠障害などなどに対応する為です。

脳は頭蓋骨で脊髄は脊椎で覆われて、その隙間を脳脊髄液で満たし潤しながら頭蓋と脊椎の中を循環しています。

また、脳は人の思考・行動・ホルモンの働きの調整など生きる上で不可欠な最高司令塔の役割をしている為、日々強いストレスと疲れを感じているのです。

疲れの蓄積など悪条件が重なってくると、顔・頭・首の筋肉緊張・頭蓋の関節のくい込みを介して頭蓋内の脳脊髄液の循環が障害されたり、脳の内圧が高くなったりして様々な不都合な症状を感じるようになりますが、大学病院の専門外来でも影像上では余程悪化して変形を伴わなければ発見は困難です。

弊院院長はどこをリリースする必要があるのかを、手で頭蓋の関節の動きや脳脊髄液の循環(一時呼吸と呼ぶ)を確かめてから行うテクニックを持つ数少ない技術者の一人です。

脳脊髄液って何だろう?

脳脊髄液は脳室内にある脈絡叢で1日に約500mlが作られていて、側脳室⇒モンロー孔⇒第3脳室⇒中脳水道⇒第4脳室⇒中心管へと循環して硬膜静脈洞へ吸収されると考えられています。

その途中の過程で循環が悪くなったり滞ったりすると頭蓋内に脳脊髄液が溜まって歩行や排尿の障害や精神活動の低下を起こして認知症とよく似た症状を呈する事が近年の研究により解って来ました。

また、脳脊髄液は睡眠とも関わりがあることも解って来ました。

脳脊髄液の中に睡眠物質含まれていてクモ膜で生産されたプロスタグランジンD²は脳脊髄液に分泌されたのちに睡眠ホルモンとして脳内を循環し脳底部のクモ膜に局在する受容体を刺激して第2の睡眠物質であるアデノシンの分泌を促します。

過去、脳脊髄液の役割は明らかではありませんでしたが、最近の研究で脳脊髄液は睡眠物質を運ぶ事にも関わっていることも解って来ました。

まだまだ未知数な脳脊髄液ですが、今後も研究が進み少しずつ解明されていくのが楽しみな分野でもあります。

参考文献

脳脊髄液減少症の日典型例及び小児例の診断・治療法開拓に関する研究。

山形大学医学部附属病院脳神経外科

脳との関係から解き明かす睡眠の謎とメカニズム。

筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構

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